トップページへ カフェリーヴズ(リーヴズ北斗市本店) 本店中庭 イースト・ウエスト・マーケット 本店中庭 スミレヤ洋装店 函館店1F ハルジョオン−ヒメジョオン 函館店2F 大手町リーヴズ スタッフブログ リンク 店主Nより お知らせ
店主より
 今年もあと僅かとなりました。2011年はさまざまことがありました。
LEAVESにとっても「弁天町リーヴズ」、「CLOSET」の閉店、そして「大手町リーヴズ」のオープン、と忙しい一年でした。
「2012年は何をしようか」といろいろ考えてはいるのですが、さて予定通りに事が進むかどうか。どちらにしても同じことをただ続ける、というのは苦手なので、「変えなくてはいけないもの」と「変えてはいけないもの」をきちんと見極め、やっていこうと思います。
おかげさまで年を追うごとに家具のオーダーも増え、始めた頃に比べると技術もちょっとだけレベルアップしましたので、調子に乗って来年はそっちにもますます力を入れていこうか、とも考えています。春には作業場の引っ越しも予定しています。現在よりも少しだけ広くなり、また距離(本店からの)も近くなります。何より暖房設備がありますので、冬の作業が楽になりそうです。
プライベートでの最近の一番の楽しみは、11歳の長女との会話です。とても明るくひょうきんな子供で、あれやこれやと僕にからんできてくれるのですが、彼女と過ごす時間はいろいろな発見もあり、仕事のストレスも忘れさせてもらえる貴重な時間です。まああと1、2年もすれば見向きもされなくなるのでしょうけど。
              ●
今年もおおぜいの方にLEAVESをご利用いただき本当にありがとうございました。来年もみなさんに喜んでいただける店づくりに、スタッフ一同励んでまいります。2012もよろしくお願いいたします。
 
                         (12月29日)

 



大手町リーヴズ
 

僕は酒を飲まない人なので、おおぜいでワイワイ飲みながら盛り上がる、という場があまり得意な方ではありません。東京で仕事をしていた頃も、忘年会は会社のミーティング用のテーブルで、食べ物や飲物を買い込み、スタッフの他はごくごく親しい仕事関係の人にだけ声をかけ、のんびり過ごすといったものでした。
ある年のこと、毎年参加してもらっているイラストレーターのS.Kさんという女性と仕事の電話をしている時、ふと思いつき、冗談のつもりで「今年も忘年会は会社でやるんだけど、今回は仮装パーティにするんで何かテキトーに仮装してきてください」と伝えると、「おもしろそうですね、わかりました」という返事。彼女とはいつもふざけたことを言い合っている関係なので、「ああまたコイツ馬鹿なことをいってるわ」と本気にはしていないだろうと思っていました。
ところが当日、少し遅れて来た彼女は白衣にナースキャップという姿で登場し、会社のスタッフは全員目が点になり、僕は申し訳なさとおかしさで「うわぁ、かっこいい」とつぶやきながらなんとかこの状況をごまかそうと必死でした。わざわざその日のためにユニフォーム屋さんで衣装を購入し、駅のトイレで着替えてきたそうで、僕はひたすら謝るしかなかったのですが、おかげでその年の忘年会は大盛り上がりでした。

                         (12月11日)

 



クリスマス サンタ
 

「世界に一冊だけの本・展」がはじまりました。今回もたくさんの力作が揃いました。中には「これこのまますぐ出版できそうだな」と思うような完成度の高いものもありました。僕も今年はなんとか出品できました。6年前の最初の本展の時に作った「コレステンX」というふざけた本の続編です。よかったらご覧になってください。ちなみに友人の片岡慎吾氏も出品しているのですが、彼の「かんばんとかがすきです」という本はすごいおもしろいですよ。
              ●
本店をオープンした当時、「SEASONS」というフリーペーパーを季刊で作っていたのですが、函館店のオープンのあたりから手がまわらなくなり、ずっと休刊していました。今、店内に「お茶の時間」というフリーペーパーを置いています。この「お茶の時間」は8年(?)ぶりに作ったフリーペーパーです。今回はリーヴズからのお知らせの他、ふくだたくま氏、片岡慎吾氏、三遊亭洋楽氏、堂前邦子さん、鈴木精良さんなどにも原稿をお願いしました。不定期ですが細く長く続けていこうと思っています。見かけたらぜひ手にとってご覧下さい。

                         (10月30日)

 



「お茶の時間」
 

去年の2月に仕込んだ生ハム、1年経った今年の3月に原木1本を降ろして味見をしました。その時はなかなかの出来映えだと喜んでいたのですが、先日、1年半(正確には19カ月かな)我慢して手をつけていなかったもう1本を降ろして味見をしたところ、やはり1年モノとはまるでちがいました。
おいしい!ホントです。
家具を作っている作業場に、真冬の寒さの中2日がかりで背丈ほどもある生ハム専用の大きな箱を作り、その中に吊るしていたのですが、ようやく苦労が報われたという感じです。僕はめったに酒は飲まないのですが(1年に一度あるかないかという程度です)、その夜は仕事が終ってから、生ハムを肴にめずらしく店のワインを盗み飲みしてしまいました。
              ●
テーブルのオーダーをいただいたことがきっかけで知り合いになったある若いご夫婦がいます。奥さんが青森市内の自宅でカフェを開こうと計画されていて、その店で僕のテーブルを使ってくださるそうなのです。店の中もかなり出来上がってきたということで、8月下旬にハルヒメの厨房責任者Kを連れて、青森のお宅へうかがって来ました。
忙しい中、市内のカフェや僕が興味を持ちそうなリサイクルショップなどに連れていっていただき、夜はご主人もいっしょにみんなで食事をしました。ご主人の話によると、奥さんは数年前からカフェ開業の計画を立て準備をなさっていたとのこと。ただ、その準備もほぼ完了しているのにオープンを伸ばし伸ばしにしているそうです。その理由は、飲食業未経験の奥さんが、いよいよカタチになってきた段階で、不安が先に立ち尻込みしちゃっているらしいのです。
ご主人はグラフィックデザイナー、奥さんは以前雑貨屋さんに勤めてらっしゃったということで、店で使う食器や什器、雑貨など、隅々まで神経の行き届いた魅力的な店が出来上がっているのに…。
何度も試作したというケーキもとてもおいしくて「いつ開店しても大丈夫ですよ」と背中を押したのですが、「ホントにそうでしょうかぁ…」と腰が引けちゃってる様子。ただ、そんな気弱さもかわいらしく、それを苦笑いしながら見守るご主人の優しさも伝わってきて、魅力的なご夫婦です。
先週の土曜日に、「大手町リーヴズ」をご覧になりたいとわざわざ青森から来てくださり、ついに10月8日にオープンすることになったと教えていただきました。お二人の人柄ならきっといい店になると思います。詳細はあらためてここでもお知らせします。もし青森へ行く機会があったらぜひ行ってみてください。住宅街の中にある、小さいけれどとても素敵なお店です。

                         (9月27日)



ケーキ
 

これは絶対にメーカーの策略ではないかと思うのですが、TVや冷蔵庫、掃除機など、電化製品ってたいてい10年ぐらい経つと不具合が出始め、「そろそろ買い替えなくちゃだめなのかなぁ」ということになります。オープンして11年目をむかえた北斗市の本店もその例外ではなく、この夏、エアコン、冷蔵庫、製氷機など次々と調子が悪くなり、中でもエアコンは頭の痛い問題でした。7月に業者の方に修理をお願いしたのですが、連日の暑さで忙しかったのか、なかなか来てもらえず、ようやくやって来たのが暑さのゆるんだお盆明けでした。
その日は朝から「今頃来られても」とかなりイラつき、文句のひとつでもいってやるぞと戦闘モードに入っていました。ところが、修理に来たおじさんが見るからに人の良さそうな方で(そういえば槙原敬之に似ていたなぁ)、大きな身体をユッサユッサと揺らし、額の汗をタオルで拭きながら、「いやーどうもすみません」と思いっきり低姿勢でこられたものですから、こちらもついつい「忙しいのにホントにすみませんねえ」と口に出してしまいマズイと思った時にはもう手後れで、終止にこやかに対応するはめになってしまいました。
「わあ、いい店ですねぇ」「いやいやとんでもない」「こんなとこにこういう店があるなんて知りませんでしたワ」「ああそうですかぁ、あはは(こんなとこってどういう意味?)」と会話を交し、不具合の状況を説明してもらい、結局「後日また来ます」ということになりました。「後日…なの?」と呆然としている僕に、「ところでこの店は何の店なんですか?」と槙原敬之おじさんから質問され、頭の中が思考停止状態だったため、「えっ?あっ、うっ…」と即答できず、5秒ほど経って「うーん、き、喫茶店に毛の生えたような店です」とひきつった笑顔でこたえてしまいました。彼の中でどう納得したのかわかりませんが「ああ、そうなんですか、それじゃあまた」という台詞を残してそそくさと立ち去る槙原おじさんの後姿に頭を下げ、一人残された僕は静かに椅子に腰をおろし、キズの目立ちはじめた店の床をながめながら、瞬きすることも忘れただただ放心状態でした。

                         (9月8日)




 

ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、函館店2FのCLOSETを閉店し、新しい店をオープンしました。といっても洋服とアクセサリーの販売は本店中庭の「スミレヤ洋装店]で続けます。実は去年からもう1軒別な店舗をやろうと、気に入った物件をずっと探していました。そこに新しいカフェと弁天リーヴズの営業を移転させようと考えていたのですが、なかなか思い通りの場所が決まらず、どうしようかとか
なり迷いました。そして考え抜いた結果、ハルヒメ2Fに「大手町リーヴズ」を開店しました。
本店をはじめた時も、ハルヒメの時も、「どんな店を作ったらお客さんに喜んでもらえるかな」ということをイメージしながら店づくりをしたように思うのですが、今度は「自分がやりたい店」をやってみたくなりました。いろんな面でまだまだ不満だらけですが、少しだけ形になっているような気もします。お茶とお菓子がメインの店ですが、メニューも店内の雰囲気も、もっともっと充実させていきたいと思っています。ぜひ遊びにいらしてください。
              ●
今年も「世界に一冊だけの本・展」が開かれます。始めたのはいいのですが、忙しくてどうしても僕だけじゃ続けられず、こがめいづるさんに引き継いでもらい、なんと今回で6回目になりました。今年はSUQ+サトーさんが中心になって運営してくださっています。他にもたくさんのボランティアの方が協力してくださっていて、この企画を思い立った時には、まさかこんなに続くとは思っていませんでした。ここのところたいした協力もできず、それどころか出品さえできていません。ポスターを作ってほしいと依頼されていたのですが、今回の新しい店の準備で遅れ遅れにになってしまい、サトーさんにはたいへん迷惑をかけてしまいました。「滑り込み」で作ったポスターを笑顔で受取ってくださったサトーさんには、ホントに頭があがりません。せめて今年は、開催中の当番を少しは手伝いたいと思っています。差し入れもしちゃうし。ただ、作品はだせるかなあ…。

                         (8月13日)



世界に一冊だけの本・展
 

僕の作った書棚を買っていただいたことがきっかけで知り合いになった方で、飴作りの職人さんがいらっしゃいます。函館市内にある創業65年お菓子屋さんの2代目で、今も創業当時からの道具を使い、昔ながらの製法で一つひとつ手作りされているとのこと。僕がやけにその話しに食いついたものですから、数日後、その方が作った飴をたくさん持って来てくださいました。「ウチの飴はおいしいですよ」の言葉どおり、その懐かしくて優しい味がうれしくて、中でも「ニッキ飴」には感激しました。子供向きではありません。かなりピリッとくる大人の味です。「以前は函館にもウチと同じような飴作りをする店が数軒あったけれど、今は北海道内でもウチだけなんじゃないかな」とのこと。
「これ、僕の店で売らせてください」とお願いしたところ、快諾してくださり、少し前から本店とハルヒメで販売しています。その方と相談して、ラベルは僕に作らせてもらいました。繰り返しますが「ニッキ飴」、試してみてください。ホントにおいしいですよ。

                         (7月7日)



醤油飴
 

もう15年も前のことですが、アメリカ人の友人(Dさん)といっしょにネパールを旅した時の話しです。途中から、事情があってそのDさんの知人のチェコ人(当時東京在住)も合流したのですが、このチェコ人というのが、旅行中なんだかんだと不満をいい、他人に気をつかうことをせず、僕と話しをする時は常に日本の悪口ばかり言うという、簡単に言えばいけ好かないブタ野郎(下品ですみません)で、僕とこのテェコちゃんは喧嘩ばかりしていました。「なんでこんなヤツ呼んだんだ!」と僕がしつこく責めるので「こんな人だとは知らなかった」と言い訳をしながらDさんも困り果てていました。
              ●
日本人同士でもたいへんなのに、日本人と外国人とでは文化・習慣その他アレコレちがうわけですから、噛み合わないことがたくさんあるのはあたりまえで、そこは互いにマナーをもって接っするというのが正しい社会人のあるべき姿だと思うのですが、僕の知っている外国人の中には時々反則技を使うヤツもいて、いやーな思いをすることが何度かありました。
              ●
なぜこんな話しをするのかというと、最近、作業場でまじめにコツコツ働いていた僕を訪ねてきた知り合いの某外国人に、かなり失礼なことを言われ、それがまるでト ンチンカンな根拠のないことだったので、久しぶりに体中の血が脳天に集まり大爆発をしてしまったのです。気がついた時には怒鳴りまくっていて、ちょっとでも言い返されるとまたその何倍にもして怒鳴り返す、というまったくもって大人げない状況だったのですが、「そこまで言わなくてもいいんじゃない」というような罵詈雑言を浴びせまくり、最後は「二度とそのツラ見せるな!」という一言で追い返しました。一人になってもややしばらくは興奮状態だったのですが、たまたまそこに別の知人がやって来たので、事の顛末を話すと、「気持ちはわかるがまあまあまあ…」となだめられ、ようやくクールダウンすることができました。
              ●
冷静になってから、「こんなに大声で怒鳴ったりするパワーがあるんだからまだまだ自分も若いのかしら」と少しだけ喜んだりもしたのですが、「いやいや、年をとってくだらないことにも怒りっぽくなったのかも」という微妙な不安が頭の中を駆け巡り、またイライラしてきたのです。

                         (6月23日)




 

本店をまたちょっとだけ模様替え(?)しました。テーブルやレジ台を作りかえたり、パーテーションを立てたり、お菓子用のショーケースを置いたり…。気がつくとこの11年の間にオープン時とはまるでちがった店になっています。今回は看板や化粧室の入口、トイレのドアまで作りかえたので、驚かれる常連さんもいらっしゃいます。
              ●
ドアを作ろうと思い始めた時から(もちろん自分で作ったのですが)、把手には、以前手に入れて持っていた古い真鍮のにぎり玉を使おうと決めていました。ただ、本当に古い物(4、50年前?)なので中の部品も錆びついていますし、ゆるみもあります。それでも苦労してどうにか2枚のドアにはめ込み、月曜日(定休日です)の夕方から始めた取り付け作業が終ったのは深夜でした。
              ●
トイレの内側の鍵だけは古い物が見つからず、あきらめて新品のものを使用しましたが、それでもほぼ思い描いていた通りの仕上がりになりました。真夜中に一人で悦に入り、お茶をすすりながらトイレのドアをずーっと眺めている姿は、他人が見たらかなり不気味に映るかも知れません。何度も把手の感触やドアの開け閉めの具合を確認し、トイレの中に入って鍵の掛かり具合も確かめ、さすがにそろそろ寝ようかなと思った時には午前0時を過ぎていました。

              ●
事件が起きたのはトイレから出ようと把手をまわした時でした。それまで調子が良かった把手がカラリカラリという情ない音をたて空回りします。閉っている状態のまま何度まわしても開いてくれません。……「ウソだろ」とつぶやきながらカチャカチャ、ガチャガチャ、ドンドンドンと必死になって開けようとするのですがびくともしません。助けを呼ぼうと思っても携帯は店のレジ台の上に置いてきましたし、大きな声を出しても壁をたたいても無駄に丈夫に作ったコンクリートブロックの建物では、2Fで寝ている家族にも聞こえるはずがありません。朝、スタッフが掃除にくるまでこのトイレの中に閉じ込められるのかと考えるとイヤーな汗が出てきました。「ああこんなガラクタの把手なんか付けなきゃよかった」と後悔し、「いい年をして夜中にトイレに閉じ込められている自分」を嘆き、「とにかく落ち着け」と便器に座りながら15分間のインターバルをとり、「神様お助け下さい!」と3回声にだし(もちろん小さな声で)、立ち上がり、問題の小さな金属の塊を、押すようにしながらそーっと左に回した所、奇跡がおきました。あんなに頑張ってもダメだったドアがスーッと開いたのです。天使が舞い降りてきて、「さあ、どうぞ」と開けてくれたのだと思います。今年は初もうでにも行かなかったのに、やはり神様はいるのだと思います。その時、僕はこのトイレのドアを「天国のドア」と名付けようと決意しました。
              ●
もちろん、すぐにドアの把手は修理をしました。とりあえず開け閉めできます。本店へお越しの際は安心してこの「天国のドア」をご利用ください。

                         (6月12日)




 

更新をずっとさぼっていたら、5月も中ほどを過ぎ、ぼやぼやしていたら夏になっちゃいそうな感じなので、あわてて更新します。
              ●
3、4、5月と自分が何をしているのかわからなくなるくらいの忙しさでした。3月はほとんど家具作りの毎日でした。4月は菓子担当Iが家庭の都合で長いこと不在だったので、「しょうがない、それでは私が」と早朝から夜中までクッキーとスコーン作りの日々でした。
              ●
特にスコーンには気合いを入れました。以前もスコーンは販売をしていたのですが、もちろん、レシピも見直しました。わざわざ粉もそれ用にと、道産小麦の中からこれが一番でしょというものを探し出し、試行錯誤を重ね、かなりの自信作になりました。
でもってできあがったものを店頭にならべたところ、これが飛ぶように売れて、作っても作ってもすぐになくなるという状態でした。「やっぱりわかる人にはわかるんだ」と少し天狗になってスコーン専門店でもはじめようかと思ったのですが、それにしてもどうしてこんなに売れるんだろうと不思議な気持ちになったのも確かです。そしてその数日後、以前は¥340で販売していたのを値札を作りまちがえて¥240で販売していたことに気づきました。その時の衝撃は誰にも理解してもらえないと思います。迷った末、やはり¥340に戻して販売したところ、案の定、それまでの勢いはなくなりました。でも誤解しないでください。菓子担当Iが戻った今も、本店のスコーンだけは僕が相変わらず作っていて、ちゃんと売れてもいます。リーピーターもたくさんいます。ウソだと思ったら召し上がってみてください。魂のこもった味がします。
              ●
前にも書きましたが、リーヴズ本店と同じようにコンクリートブロックで家を建てられたお客さんがいらして、そのお宅の家具や建具などの制作をしたのですが、できあがりの写真を送っていただいたので紹介します。そのお宅にお邪魔すると、壁はもちろんコンクリートブロックですし、家具も自分が作ったものがたくさん並んでいるので、自分の家にいるような錯覚をしてしまうくらいです。
              ●
5月いっぱいで弁天リーヴズを閉店します。といっても、前述したようにスタッフの一人が長いこと不在だったので、人手が足りず、4月の途中からほとんど閉めていましたが……。家具とアンティークものの販売はCLOSETと本店の中庭で続けます。そしてまだはっきり言えませんが、その代りにいろいろ新しいことを準備します。
              ●
前にご紹介したミルクプリン、おかげさまで好評です。プリントといっても普通のプリンの作り方とはまったく違うので、プリンという名前をやめようかなとも考えたのですが、他にいい名前が思いつきません。「食べる牛乳」というのがひらめいたのですが、それって「食べるラー油」そのまんまじゃん、とあるスタッフから言われ「あっ、ホントだ」と気づき断念しました。まあ、名前はどうでも美味しいのは間違いありません。まだ、召し上がっていらっしゃらない方は是非お試しを。
                         (5月18日)



 

震災のあった少し前から、家具のオーダーがかさなって、毎日のように作業場に通っています。あの地震の時も作業中でした。あの時から、作業場にいる間はラジオから流れるニュースばかり気になります。
自分の方がよほどたいへんなのに「おまえの店は大丈夫か?」と言ってくれた仙台の叔父、函館店の場所をなんとなく知っている遠方の友人も心配してメールをくれました。彼の方が停電などで不自由しているはずなのに本当にありがたい。函館店は入口ギリギリまで水がきましたが、被害はありませんでした。
              ●
事態の重大さを考えると気が遠くなります。自分には募金に協力することぐらいしかできません。そして2人の子供に、ニュースを見て今何が起きているのかをちゃんと知っておきなさいと言うだけです。あとは頑張って自分の仕事をするだけです。               ●
今年はこうしよう、ああしようといろいろ考えていたことがあるのですが、ちょっと計画変更をしなければなりません。それどころか数歩後退することになりそうです。でも、これもマイナスには考えず、充電期間なんだととらえ、次に進むためにのんびり準備します。
              ●
被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
                         (3月26日)





 

3月に入り本店の辺りも雪が解けはじめてきました。ただ中庭につもった雪は塀に隠れているせいか、まだしっかりと残っていて、スミレヤもEAST-WEST MARKETも休業状態です。
最近、本店と同じようにコンクリートブロックを使って家を建てられたお客さんがいるのですが、その方からEAST-WEST MARKETの中にある古い木製のロッカーを注文していただいています。かなり大きなロッカーで、重量もあります。今月下旬の引っ越しまでに雪が解けるといいのですが、今現在、店の入口のドアは凍っていて開かない状態です。どうしようかとハラハラドキドキです。
              ●
最近、本店のショーケースで小さなガトーショコラとミルクプリンを販売しています。どちらも、なかなかおいしいんですよ。去年の夏ぐらいからタラタラと試作を重ね、ようやくのデビューです。ガトーは抹茶とコーヒーと胡麻の3種類、ミルクプリンはバニラと抹茶とアールグレイの3種類です。特にプリンはトロリとした不思議な食感です。近々ハルヒメでも販売する予定です。
              ●
長女が小学校に入学した時に小ぶりの勉強机を作ってあげたのですが、彼女もこの春5年生になりいままで使っていた机が小さいというので、昨年の暮れに大きなものを作ってあげました。「横の幅はこれぐらいで、引き出しはいくつ。本棚もつけてほい…」とやたらと注文が多かったのですが、できあがったものをけっこう気に入ってもらえたようです。作った自分もなかなかの出来映えだとひとり悦に入り、これは写真に撮ってここで自慢しようとカメラを抱えて長女の部屋に入ったのですが、あまりの散らかりように撮影を断念しました。
              ●
一昨年、小学校高学年向けの国語の教科書の表紙のイラストという仕事を受けました。この春から使用されるものなのですが、先日ようやく見本誌が届きました。5年生、6年生の各々上下巻4册です。以前、中学の英語の教科書の仕事をしたことはあったのですが、小学生向けの仕事なんてはじめてだったので、少し戸惑いました。でも、ちょうど5年生になる長女に差し出すと妙に食いついてきました。といってもこの出版社の教科書は長女の学校では使われていないことを告げるとがっかりもしていました。
                         (3月4日)


ミルクプリン

ミルクプリン(バニラ・抹茶・アールグレイ)



 

明けましておめでとうございます。
昨年もリーヴズの各店をたくさんの方にご利用いただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
              ●
「今年はこれをする、これをこう変えたい…」と毎年大小さまざまな目標を立て、今まではかなりの確率で実現させてきたのですが、昨年はなかなか思うようにいかず、あせりもあったのですが、何とか今年は昨年やれなかったことを少しでも形にしたいと考えています。それが何なのかはここでは言えませんが。
              ●
家族を連れて東京から北海道の田舎に戻り、リーヴズをオープンして10年以上が過ぎました。東京での仕事が忙しかったので、こっちに来たら少しはノンビリできるかなという気持ちもありましたが、それはまったく甘い考えで休暇もなかなかとれませんし、朝から深夜までやることだらけの毎日です。まるで畑違いの仕事を始めたのですから当たり前ですね。
厨房の仕事や家具作りの他、新しいメニュー作りやガラクタの仕入れ、本店はもちろんハルヒメや弁天リーヴズ、CLOSETの運営について等など、いろいろと考えなくてはいけませんし、その他にデザインやイラストレーションの仕事も入ります。子供に「お父さんの仕事は何?」とたずねられても、一言で言えないので困ります。
こちらに来てから、家族といっしょに出かけたり、食事をする回数もグンと減りました。旅行へ行ったり、映画を観たり、本を読んだり…といった時間もホントに少なくなってしまいました。ただ、この忙しさが苦痛かというとけっしてそんなことはなくて、楽しい経験の連続で、充実した日々でした。もう10年もやってきたのだからもう少し慣れてもよさそうなものですが、すべてにおいて飲み込みが悪いせいか、まだまだ素人気分も抜けません。最近はそれでいいのかなと開きなおったりもしています。
素人気分おおいにけっこう、これからも旺盛な好奇心だけを頼りにひとつひとつ新鮮な気持ちで「いい店作り」に励んでいこうと思います。
                         (1月6日)


本店横で見た「初日の入り(?)

本店横で見た「初日の入り(?)」



 

ハルヒメの洋楽さんの落語会、おかげさまで今回もたくさんのお客さんにご来場いただきました。ありがとうございます。いやー、ホントにこのイベント、僕も主催していて楽しいです。みなさん、喜んでいただけたようで、準備もたいへんでしたがやった甲斐がありました。ポスターはもちろんですが、当日店内のあちこちに貼ってある千社札やお出ししたお菓子、そして洋楽さんが座っていた舞台も僕が作りました。そして舞台のうしろの屏風は、僕の実家の屋根裏でほこりをかぶっていたものを引っ張り出してきました。本当は屏風も自分で作って、ついでに絵も描いちゃおうかと真剣に考えたのですが、ちょうど家具のオーダーが重なったりもして、それについてはあきらめました。でも次は本気で屏風、作っちゃおうかと思っています。次回は2月にやる予定です。
              ●
前にお知らせしましたが、コワンといっしょに販売するケーキのデザインがようやく決まりました。もう少し変わったことしようかとも思ったのですが、「あまり冒険しない方がいい」という意見もあり、オーソドックスなものになったように思います。写真(右)のケーキがそれなのですが、ただ、実はこれは本物ではなくて、ショーケースに入れておく見本用に作ったダミーです。クリームや苺もニセモノです。特に苺はプラチョコを食用色素で着色し、苺の形に整形した後、表面にピンセットで小さな穴をポツリポツリとあけ、最後に上から粉糖をかける…、というかなり手間のかかった自信作です。けっこうリアルだと思いませんか。これを作っていたら、食品サンプル作りのたいへんさと面白さが少しだけ理解できたような気がします。ご希望があれば、お子さんのいらっしゃるご家庭には、サンタクロースのオーナメントを別にお付けしようと考えています。予約受付中です。
              ●
来週の月曜日、いよいよロケット姉妹のライブです。このライブはカフェ・ドリップドロップの米田さんから紹介していただいてハルヒメでやることになったのですが、最初に「ロケット姉妹」というアーティスト名を聞いた時、どんなジャンルなんだろ???と若干ビビッてしまいました。でも、音源をもらって聴いてみると「あっ、いいなあ」といっぺんでファンになりました。男性(扇柳トールさん)と女性(タテヤマユキさん)の2人組のユニットなのですが、それぞれ札幌を拠点に活躍されているプロの方たちで、テレビやラジオのテーマ曲や、CMなども手掛けていらっしゃるそうです。現在放映中のROYCEのCMでも、女性(タテヤマユキさん)がアコーディオンを演奏しています。彼らの演奏はYouTubeでも見ることができます。僕がもらった音源の中に、スカボロフェアーを日本語の歌詞でカバーしたものがあるのですが、S & Gのそれとはまるでちがった魅力を持った一曲でした。この季節にぴったりの、しっとりとしたライヴになると思います。ぜひご来場ください。詳細はINFORMATIONをご覧ください。
              ●
本店に新しいショーケースを入れるため、レジのあたりの模様替えをしました。新しいレジ台とガラスの棚、そして天板にタイルを貼った作業テーブルを作りました。それと同時にジャムと蜂蜜の販売をはじめました。夕方以降ですがコワンのパンも販売しています。
                         (12月1日)


レジのあたりの模様替えをしました。

レジのあたりの模様替えをしました。
クリスマスケーキのデザイン決定!
クリスマスケーキのデザイン決定!



 

雨が続いて、家具の塗装が思うように進まず、オーダーをいただいた方たちをかなりお待たせしてしまいました。ごめんなさい。さぼっていた訳ではありません。暖房もない寒い作業場で、ジーンズの下にタイツ2枚重ねで頑張っています。雨はもちろんですが、気温が低いと塗装の乾きがホントに悪いんですよ。
              ●
今月22日に、三遊亭洋楽さんの2度目の落語会をやります。前回同様お茶とお菓子(等)付きでやります。1回目は幽霊話だったんですが、今回は「掛取り」という借金にまつわる人情話です。洋楽さんによると、借金の話は師走の寄席の定番なのだとか。今回ももちろん生音の出囃子です。個人的には今までウチでやったイベントの中でいちばん楽しかった前回の落語会ですが、今回もみなさんに喜んでいただけるよう、洋楽さんとも打ち合わせ中です。
詳細はインフォメーションをご覧ください。
              ●
ウチの店は今まで、クリスマスにあまり特別なことはしていなかったのですが(たとえばクリスマスのコースメニューとか)、今年はなんとクリスマスケーキの予約販売をします。といっても店のオーブンはあまりにも小さいので、コワンのオーブンを使わせてもらうことにして、ウチの兄と本店の菓子担当Iとで協力して作ることになりました。僕もデザインと苺のカットで仲間入りです。流行り(?)の言い方だと、リーヴズとコワンのコラボってやつですね(なんかこれってはずかしい)。よそのケーキ屋さんってとっくにデザインとか決まってるんでしょうけど、ウチはまだ検討中です。ケーキをやろうと思いついてはじめてわかったのですが、クリスマスケーキの上に乗っかっているサンタや柊の飾りって、問屋さんのカタログにビックリするほどいろんな種類のものがあるのですが、この時期にはほとんど売り切れていて、注文しても「もうそれはない」と断られてしまうんです。考えてみるとそりゃそうで、ケーキ屋さんは大量に作るのですから早いうちから準備もしているわけですし…。でもどうせ最初っからギトギト飾ったクリスマスケーキはいやだったので、どうにかなるでしょう。菓子担当Iに「こうなったらおまえ、飴細工でサンタとトナカイとモミの木作れ!」と言うと「バカ言ってンじゃないわよ」という顔をされてしまいました。
                         (11月12日)


クリスマスケーキの販売

 



 

家具のオーダーがかさなっているのと、本店のメニューを少し増やそうとしているのと、中庭の枯葉の掃除と…。このところあれやこれやと忙しかったのですが、その合間をぬって進めていた、前にお知らせしたコワンのリニューアルがほぼ完成しました。ついでにホームページも作ろうと思い立ち、今度はそっちを頑張っています。店内や商品の写真を撮影しはじめているのですが、ちょっとだけここでご紹介します。
              ●
以前、ある女性向けのPR誌の仕事で、パンの特集をやった時に大量のパンを撮影したことがあるのですが(もちろん撮ったのはカメラマンですが)あの時はもっともらしく指示だしをして、撮り終ったパンをつまみ食いしていればよかったのですが、今回はすべて自分がやらなければならなかったので、あの時とは比較にならないほど少量ですが、大仕事でした。
              ●
そういえば20代の頃、ある雑誌のラーメン特集でラーメン屋さんをハシゴして1日に何杯もラーメンを食べさせられたことがありました。友人に話すと「おもしろそうだなあ」と笑っているのですが、こっちは命がけです。よく「海外取材ってうらやましいなあ」というヤツもいましたが、旅行雑誌の仕事をしている知人のライターにきくと、予算が限られている仕事は、現地でコーディネーターを頼む余裕などもなく、不馴れな土地でなにからなにまで自分で手配しなければならず、遊びに行っているわけではないので、ちっとも楽しくないと言っていました。あたりまえです。僕も一度、ある仕事でアメリカの西海岸へアンティークモールの取材にくっついていったことがあります。やはりその時もカメラマンになんとなく撮影の指示をだす、というだけのユルい仕事だったのですが、それでももう2度と行きたくないわいと思いました。
              ●
話しをコワンに戻しますが、考えてみると撮影どころか店の中の棚や作業台の制作・ディスプレイ、入口のデッキ作りや階段のレンガ積み、外回りの掃除、もちろん店のロゴや袋に貼るシールなど、やることはたくさんでしたから、たいへんなのはあたりまえです。ただ、今回の仕事は気むずかしいクライアントがいるわけでもなく、兄貴には口出しをさせるヒマもあたえず、好き勝手にドンドン進めたので、楽しい労働でもありました。
ホームページができたら、ウチのTOPページから行けるようにリンクしますので、ご覧ください。
                         (10月1日)


コワン

 



 

先日、お客さんに「いいかげんにfrom N、更新してください」と言われてしまいました。というわけで、久しぶりに更新します。いろいろ忙しかったのですが、思いついたこと並べます。
              ●
世界に一冊だけの本・展を人任せにして3年が過ぎましたが、今年はちょっとだけ手伝っております。
といってもポスターを作ったぐらいなのですが。
              ●
何月だったかもおぼえていませんが、暑くなる前だったと思います。ひのき屋の新しいCDのジャケットを2枚、デザインしました。今回はどちらも写真ではなくて、自分のイラストを使いました。「バルカンの月」というジャケットのアガリが気に入っています。
              ●
三遊亭洋楽さんの独演会、すごく楽しかったです。落語ももちろんですが、生の出囃子がよかったですよー。三味線の宮崎さんと太鼓の福田さんにはホントに感謝です。
お客さんにお出ししたお菓子も本店の菓子担当に頑張ってもらいおもしろいものになりました。幽霊話ということでメレンゲで火の玉を作ってもらったりしたのですが、お客さんにも楽しんでもらえたようです。今度は11月にやろうと思っています。
              ●
今年の家具作りはテーブルのオーダーが多く、春先からテーブルばかり作っていたような気がします。手があいたら、弁天の店のディスプレイ用に、何かテーブルじゃないものを作りたいなと考えています。
              ●
前にもお話ししましたが、本店のそばにあるコワンというパン屋は僕の兄がやっている店なのですが、今そこのリニューアル(おおげさなものではないのですが)をやっています。
現在のコワンの店のロゴや店内のレイアウトは僕がやったものではないのですが、それを「少し変えたら?」と、勝手にいろいろ手を入れています。最初は「好きにやれば」という感じだった兄も、僕の勢いに押されだんだん乗り気になったようで、商品であるパンのメニューも少し変えはじめました。 来週中にはこの“プチリニューアル”も完成しそうです。

                         (10月1日)


題会世界に一冊だけの本・展 2010

 



 

 うちの店で落語をやりたい、と突然思い立ち、8月16日、月曜日にハルヒメで落語会をやります。三遊亭洋楽さんの独演会です。
 洋楽さんのご実家は僕の実家の近所で、パン屋をやっている兄とは幼なじみということもあって、ときどきLEAVESの本店にもいらしていただいているのですが、落語家の中でも“真打ち”と言えば師匠と呼ばれる方なわけで、そんな洋楽さんにギャラも少額しかお支払いできないのに、どうだろうかと迷ったのですが、思いきってお願いしたところ、快く引受けて下さいました。
 しかも僕の「夏なので幽霊話をやってもらえませんか」という勝手なオーダーにも、「おもしろそうだからやりましょう」と言っていただきました。
 やるからには、できるだけきちんとやりたいので、出ばやしも三味線の先生を見つけだし、CDなどではなく、ナマの三味線でやることになりました。三味線の先生も「落語の出ばやしなんて初めてだからおもしろそう」と言ってくださいました。
 午後7時開場、7時30分開演です。
¥1000でお茶とお菓子も付きます。できるだけ、電話でご予約ください。 
(0138-24-6361/ハルジョオンヒメジョオン)
 「雰囲気を出すために浴衣で来店されたお客さんは半額(¥500)にしませんか」と洋楽さんがおっしゃってくださったので、「いいですね」と僕もその気になっちゃいました。
 夏の夜、とっぷりと古典落語で楽しみませんか?
                         (8月8日)


夏の宵、お茶とお菓子と幽霊話。

 



 

昨日、店が定休日だったので、やはり運動会の代休で家にいた小学生の長女といっしょに昼食を作ったり、宿題を見たりと、久しぶりにのんびりと過ごしていたのですが、夕方、いきなり近所の駐在所のお巡りさんが訪ねてきました。本店のとなりに公園があるのですが、土曜日の午後に、その公園に変質者(露出狂)が出たそうで、もしも不審者を見かけたら連絡してくださいとのことでした。せっかく長女と楽しい時間を過ごしていたのに、水をさされたような気分になりました。「仕事とはいえたいへんですね」というと、お巡りさんも「困ったもんですね」と苦笑いをなさっていました。
              ●
今朝の朝刊に「元町の二十軒坂に自由の女神が建てられ、近所の住民から疑問の声が寄せられている」という記事が載っていました。ちなみにその女神は高さ6mのプラスチック製とのこと。
              ●
自由の女神はニューヨークやパリだけでなく、フランス国内に数体あるのだとか。また、ラスベガスにもレプリカがけっこうたくさんあるそうです。僕も20代の頃、ニューヨークへ旅行した時にスタテン島行きのフェリーに乗って、自由の女神を見に行ったことがあります。その時の感想は「ふーん、これがそうなんだ」という程度のものでしたが。
1998年のフランス年事業がきっかけだそうですが、東京のお台場にもレプリカがあるそうですし、なんと青森のおいらせ町という所にも大きな自由の女神が「ふるさと創生資金」によって建てられているのだとか。町民のみなさんは今、どんな気持ちでその女神を眺めているのか聞いてみたい気持ちになります。それにしてもどうしてみんな自由の女神が好きなんだろう。
              ●
街の景観というのは、時代とともに変わっていくもので、皆それぞれ自分の家や店舗を作る時には、こんなふうにしたい、これはなかなかいい出来栄だと思って建てているわけで、それを周囲がとやかく言うのは“誰が何を基準に判断するのか”と考えると余計なお世話だと思います。僕は10年前に本店を建てる時も、7年前に函館店をオープンする時も、できるだけ周りの環境に馴染むようにと心掛けました。でもそれは僕が考える“馴染み方”であって、それが成功しているかどうかを僕が客観的に判断することはできません。本店の建物だって、「なんとなく浮いてるよね」と思っている人がいるかもしれませんし、函館店だって、100年前の貴重な建物をうまく活かせているのかどうか自信はありません。ですから、「法的に問題がない」というのであれば、他人が自分の趣味や美的感覚であーだこーだと意見するのは「何様のつもりで言ってるんだ」と言うことになるのかもしれません。
              ●
ということをわかっているつもりで、あえて独断と偏見で言わせてもらいます。趣味が悪すぎます。「元町に張りぼての自由の女神」はひどすぎます。まだ実物を見ていないのですが、6mといったらかなりの大きさだと思います。なにもかもぶち壊しって感じです。どんな考えで建てたんでしょうか。「どうだ、すごいだろう」と得意になっているんですかね。それって田舎の公園のトイレで中学生の女の子相手に露出しているオバカさんの気持ちと通じるものがあるように思うのは僕だけでしょうか。ただ困ったことに、その露出物(?)は6mもあって、ましておおぜいの観光客(アメリカ人やフランス人だっているはずです)が訪れる元町にデーンと突っ立っているわけで、ある意味、変質者のチンポコよりたちが悪い。
              ●
これを見て気分を害した関係者の方がもしいらっしゃったらいつでも僕に連絡ください。「何にも知らないのに生意気でゴメンナサイ」と謝ります。
              ●
先日、HOという雑誌の編集の方から「誌面で対談をしてほしい」というお話をいだいて、ロマロマのHさんと協力させていただきました。取材時に、函館の街並について僕が話しをさせていただいたのですが、それが僕の発言した内容とは少し違ったかたちで掲載されてしまっているので、ここで訂正させていただきます。 僕は、函館の西部地区に昔ながらの古い建物がまだまだ残っているのは、函館の経済状況の悪さが一因なのではないかとお話ししました。経済が好調だと古い小さな家などはどんどん取り壊され、マンションなどの大きな建物に変わってしまう。でも、そうならずに函館のようにまだまだ昔ながらの街並が残っているのはとても希有なことかもしれず、ただし、それがいいとか悪いとかを単純に語ることはできないと。それが、誌面の中で「不景気はある意味、カフェをやるものにはラッキー」的なことが、僕の発言として載っていましたが、それは一言も言っておりません。景気の悪さで、自分も含めどれだけたくさんの人たちがたいへんな思いをしているかを考えれば、不景気が幸運な面もある的なトンマなことを言えるはずがありません。あの原稿は発売前にかなり修正していただいたのですが、最後は締切りギリギリで、僕も「ここはめんどうだからいいや」とそのままにした部分なのですが、今頃になってちょっと後悔しています。ついでに僕の寝ぼけた顔ともってりとした身体の写真も修正してもらいたかったのですが、それは無理ですね。
                         (6月8日)



 



 

平日の午後、家具作りの作業の予定がない日には、暇をみつけて本店近くにあるせせらぎ温泉によくでかけます。そこで身体を洗って湯舟に浸かった後、床にゴロンと横になり、桶を枕に昼寝をするのが大好きです。ウトウトしてふと気がつくと両隣りにどこかのおじいさんも同じように寝ていたりして、とにかくホっとするひとときです。
              ●
そういえば高校生だった頃、よく学校をさぼって谷地頭の温泉に行ったのを思い出します。朝のホームルームが終ると、弁当と洗面道具しか入っていない鞄を抱えて学校を抜け出し、放課後の部活には間に合うように戻るのですが、ほぼまる一日温泉でノンビリと過ごすのです。お昼になったら持参した弁当を食べ、のぼせそうになったら休憩所で煙草を吸いながらひと休みし、身体が冷えたらまた温泉であたたまる…。今思うとなんと幸福な高校生活だったんでしょう。あんなことしていてよく卒業できたなぁと不思議な気もしますが。でも、先生も補導員もまさか高校生が真っ昼間に温泉なんかに入っているとは思わないわけで、温泉なので当然制服も脱いで裸ですし、堂々と煙草を吸っても大丈夫、結局一度も見つかることなくすみました。
              ●
現在は建て替えられてきれいになっていますが、当時の谷地頭温泉はヨレヨレの建物で、浴室の中はいつも蒸気で煙っていて、2.3メートル先がぼやけてよく見えないぐらいでした。お湯は赤茶色で浴槽も床もお湯の色に染まり赤茶色、いつもその床のあちらこちらに、気をつけないと踏んづけちゃいそうなほどたくさんのひからびたおじいちゃん達が寝転んでいたのを憶えています。三途の川とか血の池地獄っていうのがホントにあるとしたら、こんな光景なのかなぁと思いながら、そんなおじいちゃんらの間で自分も横になり、でもここには鬼は来ないからやっぱり天国だと、将来のことなんかこれっぽっちも真面目に考えず、ダラダラと過ごしていたわけです。そんな僕が親になり、子供達に「ちゃんと勉強しろ」と言っても、説得力がないのも当たり前ですね。
                         (4月19日)


焼き菓子

焼き菓子。
 



 

この時期、毎年ある幼稚園からオーダーをいただいて焼き菓子の詰め合せをたくさん作っているのですが、今年はその中に「型抜きは俺がやるから手のひらと豚のクッキーを入れよう!と本店の菓子担当Iに提案し、シコシコ頑張った結果がこの写真です。
              ●
子供の頃、母親に頼まれて毎朝のように近所の豆腐屋さんまで、小さな鍋を抱えて朝食の味噌汁の具にする木綿豆腐や油揚げを買いに行ったのを憶えています。豆腐屋のおばさんは僕の顔をみると優しい笑顔で、「いつもお使い偉いねえ」と言いながらタイル張りの大きな水槽から出来たての真っ白な豆腐を上手にすくって、僕が持参した鍋にソロリと入れてくれます。その手際の良さには子供ながらほれぼれしました。
めったにないのですが、「こんにゃくを買ってきて」と言われる日があって、そんな時はとてもわくわくします。なぜならおばさんがこんにゃくの塊を木製の箱のような道具の中に入れ、グニュッと押してつきこんにゃくにしてくれる作業が僕は大好きで、本当は塊のまま買ってくるようにと言われているのに、それが見たいばかりについたこんにゃくを買って帰り、理由を知っている母親にあきれられたことが何度もありました。僕はあの頃、大人になったら絶対豆腐屋になって、毎日こんにゃくをつきたいと本気で思っていました。。
              ●
実はクッキーの型抜きが、あの豆腐屋さんのこんにゃくをつく作業と同じぐらい楽しそうに思えて、それで「俺がやる」と名乗りをあげたのです。そう言えば僕がまだ保育所に通っていた頃は実家の隣はパン屋さんで、おじさんが忙しそうに食パンを焼いているのをぼんやりと憶えています。パンをこねたり、ケーキに生クリームをしぼったり、また食堂のコックさんがフライパンを上手にあおっていたり…。小さい頃はそんな職人さんの作業を見るのが大好きで、そう言えば大工さんが耳に鉛筆を挟みながら鉋をかけている姿にも本気で憧れていました。考えてみると、この歳になってようやくその頃の夢が少しだけ実現しています。ただ、大量のクッキーの型抜きは肩がパンパンになってかなりシンドいということもよくわかりました。
                         (3月12日)


手のひら形のクッキー

手のひら形のクッキー。
 
豚形のクッキー
豚の形のクッキー。



 

14日の日曜日、冬の夜市も無事に終りました。今回もおおぜいのお客さんにおこしいただきおりがとうございました。
              ●
ハルヒメもリーヴズの本店も、今焼き菓子に力を入れていて、それぞれの店の菓子担当が毎日一生懸命たくさんの種類の焼き菓子を作っています。その中で最近僕が一番気に入っているのが、本店で販売している「ルゲラー」というお菓子です。なんでもユダヤの伝統的なお菓子で、ユダヤ系の多いニューヨークではよく見かけるポピュラーなものなのだそうです。生地の中にチーズとドライフルーツをたっぷり練り込んでいて甘過ぎず、くせになる味です。ぜひお試しください。
              ●
本店の中庭にあるスミレヤ洋装店とイーストウエストマーケットを春までお休みしています。理由はこの冬の大雪のせい。現在中庭はすっごいことになってます。最初は一生懸命雪掻きをしていたのですが、途中で断念しました。只今2店とも雪にうもれています。こんな大量の雪、いつになったら解けるのか見当もつきません。夜、公園側の窓から見る景色はうっとりするほどきれいなのですが、中庭側をのぞくとゲンナリしちゃいます。
                         (2月17日)


ルゲラー

本店で販売中の焼き菓子「ルゲラー」。
 



 

明けましておめでとうございます。リーヴズをオープンして10年目を迎える2010年、今年もみなさんにもっともっと喜んでいただける店を目指して頑張ります。よろしくお願いいたします。
              ●
先日、高校の時の同期会に出席しました。懐かしい顔がたくさんあってとても楽しい一夜でした。それにしても男性陣があまりにも老け込んでいて、髪の毛がどこかにいっちゃってたり、真っ白だったり、パンパンに太っていたり…。自分のことを棚に上げて、ただただ驚くばかりでした。でも、あの頃かわいくて憧れていた人はやはり何年たっても魅力的なままで、話しをしていると、年甲斐もなくドキドキしちゃったりして、ああオヤジになってもこんな気分になるんだなぁと気恥ずかしくなりました。
              ●
で、それはそれとして、やはりそういう場にいても仕事のことは頭から抜けないわけで、会場だったホテルや2次会の店のメニューやサービスがどうしても気になりました。それにしてもホテルの宴会の料理ってどうしてあんなにヤバいのでしょう。もちろん予算のことも考慮しなくてはいけないのですが、もう少しどうにかなんないのでしょうかね。設備の大きさにあぐらをかいて目先の儲けばかり考えないで、どうすればお客さんに喜んでもらえかを真剣に考えた方がいいと思うんだけどなぁ。と偉そうにいいたいこと言ってすみません。でも、宣伝するわけではありませんが(宣伝です)、ウチの店は宴会になるとかなり頑張ってますよ。小さな宴会だったらウチの店を本
気でおすすめします。

                         (1月5日)


ピアノ


 



 

今年の営業も29日で終了です。2009年もスミレヤ洋装店や弁天町リーヴズのオープンなど、さまざまなことがありましたが、みなさんにはたいへんお世話になりました。
              ●
この冬は暖冬だといういつか見たTVの長期予報を信用してすっかり油断していたら、とんでもない雪の量で、毎日の雪掻きにゲンナリしています。ただ、本店の窓から見る雪景色はホントにきれいです。
              ●
店の大掃除を28日のうちに終らせ、勢いで本店のプチリニューアルまでしちゃいました。何をどうしたかというとコンクリートブロックの壁の一部を板張りにして、パーテーションをタイルに張替えました。あえて写真は載せませんので、実物を見にいらしてください。翌日(29日)が営業日なので、その日のうちに工事を終らせなきゃと集中してやったのですが、気がついたら朝の4時までかかってしまい、フラフラにな
りながらベッドにもぐりこみ、隣に寝ている娘を湯たんぽがわりに爆睡しました。
              ●
来年はリーヴズをオープンして10年目の年になります。またメニューやイベントなど、みなさんに喜んでいただけるよう、いろいろと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

                        (12月29日)


娘の作った雪だるま

娘の作った雪だるまには、なぜか耳がついていました。
 



 

12月からどの店にも、ツリーを飾りはじめました。この時期になると「もうこんな季節か」と溜息が出てしまいます。年齢を重ねるに連れ時間の流れが加速していき、猛烈なスピードで1年が過ぎていきます。今年もやり残したことがたくさんあったなぁ、とまたまた溜息です。
              ●
作業場での仕事も寒さがジンジンと身にしみます。ストーブを置いていないのでやたらと着込んで出かけるのですが、1日中いると身体がシンまで冷えて、家に戻って湯舟につかると、今度は全身の筋肉が弛緩して頭までダラリンとしてしまい、夜の厨房での作業のために気持ちの準備をするのにひと苦労してしまいます。
              ●
と、愚痴ばかりをこぼしていますが、閉店して誰もいなくなった店内で、来年はああしようこうしようとさまざまな妄想を膨らませ、勝手に一人で盛り上がってワクワクし始めるのもこの時期です。
              ●
以前はクリスマスの時期はたいてい海外を旅していることが多かったのですが、この時期ツリーを見ると必ず思い出すことがあります。20年近く前にカンボジアのアンコールワットへ行った時、まだあまり観光客も多くなく、その辺りでは一番立派だという「グランドホテル」のロビーで見たクリスマスツリーが忘れられません。大きな笹の枝に、お世辞にも上手とは言えない色紙で手作りした飾りが申し訳無さそうにぶら下がっていて、まるで出来損ないの七夕飾りのようなツリーでした。でも、その頃のカンボジアの社会情勢や貧しさを考えると、それは精一杯お客をもてなそうとする、気持ちのこもったツリーでした。
              ●
昨日の夜中に東京時代の友人と久しぶりに話しをしました。フリーの編集者をしている彼女は元気の固まりが服を着て歩いているような人で、いつも仕事で国内外を飛び回っています。今彼女が企画している本の話しや友人たちの近況を聞いて、エネルギーをたくさんもらいました。そういえば若い頃は彼女としをしていると逆にエネルギーを吸い取られているような気がしたのですが、おい歳をとり、僕が聞き上手になったのか、彼女がまるくなったのか、とにかく昨夜は「自分も負けずにもっもっと頑張らなきゃ」という気持ちにさせてもらいました。

                        (12月6日)



リーヴズ本店のツリー

オープンの年から使っているリーヴズ本店のツリー。
 
風見鶏
子供が撮った本店中庭のTHE EAST WEST MARKET の風見鶏。



 

●インフォメーションでもお知らせしていますが、11月17日(火)、ハルヒメで[今日だけ、スコア]というイベントを行ないます。みなさんご存知のあの「スコア」が一晩だけ復活します。もちろんメニューも当時のものをやるのですが、なにぶんスコアのメニューだったものを、ハルヒメの厨房で作るわけです。(だいたいの仕込みはスコアのオーナーI女史がやってくれますが)言ってみればモスバーガーをマクドナ
ルドの厨房で作るみたいな、あるいは五嶋軒のカレーを小池の厨房で作るみたいな、いやいやあじさいのラーメンを北浜商店で作るみたいな…。うーん、たとえがどれもいまひとつですね。わけわかんなくなっちゃった。とにかく勝手がちがって、けっこうたいへんだということを言いたいわけです。そのあたりの摺り合わせをただいまI女史とチンタラ進めている最中です。まあ、どうなることやら不安もありますが、それよりも「おもしろそう」という気持ちの方が先にたって、まるで遠足の前の子供のように、ワクワクもしています。ちなみに人気の「プリンパフェ」もやるのですが、当時使っていた器(ジョッキ)が割れてしまったり紛失したりで、もう同じものが手に入らないそうなので、かわりの容器をどうしようか検討中です。
●現在、ハルヒメではヤナギハライズミさんの作品展を行なっています。そして17日の[今日だけ、スコア]と同時に「アホーズ」の作品展がはじまります。ヤナギハラさんもアホーズもスコアとは関りの深い人たちで、特にヤナギハラさんを僕に紹介してくれたのはスコア(今はロカですね)のI女史です。どちらもおもしろい作品です。ぜひ遊びにいらしてください。

                        (11月16日)



スコア復活






僕の作る家具を見て、「これは古いものなんですか?」とたずねられることがあります。
何十年も前の建具から取り外したガラスや金物を取り付けていたり、古材を使用する場合も多く、その雰囲気に合うようにと、一度塗った塗装をところどころわざわざ落としたりもしますので、そう思われても仕方がないのかもしれません。でも本当に年数を重ねたものは、材料やそれを作った職人さんの技術も含め、とうてい僕の家具なんか比較にあたいするものではありません。また、その手のものを「アンティーク仕上げ」とうたって販売しているケースもあるようですが、僕はその言葉には違和感を憶えます。他の人から見れば同じことじゃないかと思われるかもしれませんが、アンティークのイミテーションを作る気はさらさらないんです。リーヴズの店内にもたくさんディスプレイしていますが僕は古いものが大好きでたくさん集めていて、それに合うようなテーブルやショーケースを作ろうと始めたのが僕の家具作りなんです。もちろん希望どおりのサイズやデザインのアンティークが見つかればそれがいいに決まっています。それともうひとつ。子供の頃から見ている函館の元町あたりの洋館のペンキの剥がれた外壁や、窓に取り付けられた金物の錆びの色等などがいつの間にか頭の中に刷り込まれていて、それが自分の家具作りにかなり影響しているんだと思います。以前、元町の古い洋館に住んでいる方から、ウチの部屋にぴったり馴染む家具だ、と言われた時は本気で喜びました。
                        (10月29日)


ハンドメイド家具。

ハンドメイド家具




先日、9才になる長女の首根っこを押さえ付けて宿題をやらせていました。彼女は非常に悪知恵の働く子供で、ちょっとこちらが油断するとすぐになんだかんだと話しかけてきて、とにかくさぼろうとします。こちらも何とかその気にさせようとあの手この手を使うのですがなかなかうまくいきません。
その時ふと、実は自分がモノマネが得意だということを思い出し、「宿題をちゃんと終らせたら、お父さんがとっておきのモノマネを聞かせてやるぞ」と言うと、妙にそれに食いついてきて、目をキラキラさせながらまさかと驚くようなスピードで5枚あった算数のプリントをあっという間に片づけてしまいました。
「早く早く」と騒ぐので、しょうがないそれならばと、「ボク、ドラエモン」ともっとも得意なレパートリーを披露すると、期待でいっぱいだった長女の顔がいっぺんに無表情になり、腕組みをして溜息をつきました。あれ、まずいなァとあせった僕は、「フジコちゃァーん」「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」「ボク、ミッキーマウスだよ」と続けざまに得意技を連発したのですが、僕の目をみつめたまま相変わらず無表情です。空気の重さに耐えられず、「もう遅いから早く歯を磨いて、ベッドに行きなさい」と怒鳴って洗面所に追いやったのですが、さすがにかわいそうになって、「おい、そう言えばお父さんはアンパンマンがいちばん上手だった」と歯ブラシをくわえている後ろ姿に声をかけたところ、「お父さんのモノマネはどれも同じに聞こえるからもういい」とトイレに逃げられてしまいました。
長男が小学生の頃にはウケたのになぁ…。やはり女の子はむずかしいワィとしみじみ思った一夜でした。
                        (10月18日)


ハロウィン

以前はハロウィンの時に、店に大きなかぼちゃをディスプレイしていたのですが、そう言えばこのところ忙しいという理由をつけてやってないなぁ。





以前ここでもお話ししましたが、9年前にリーヴズを始める前は、僕は東京で編集・デザイン関係の仕事をしていました。雑誌や単行本の他、企業が発行するPR誌やフリーペーパーなどの制作をしていました。その当時、仕事でお世話になった編集者の中にKさんという女性がいます。彼女は語学も堪能、仕事のかたわら版画やアクセサリーの制作を趣味にしているという多才な方で、彼女に会うたびに「すごいですねぇ」と僕がいうと、「とんでもないです」と困ったように恐縮される、謙虚で温和な性格の持ち主です。函館店2F・CLOSETで販売している[CLARA'S]のアクセサリーは、そのKさんの手によるものです。結婚を機に仕事を離れた彼女にウチの店で販売するアクセ サリーを作ってもらいたいと相談したところ、「私なんかの作ったものでよければ」と引受けてくださいました。ただ、現在している他の仕事とのこともあり本名は伏せてほしいということで、蔵田という作家名で制作していただいています。CLOSETへいらした際は、ぜひ手にとってご覧ください。
             ●
先日、アンティークのアコーディオンを手に入れました。ネットで見つけた時に一目惚れして、すぐに注文しました。ドイツ製とのこと。鍵盤はバカになっていて使い物 にはならないのですが、蛇腹の部分を膨らませ、ゆっくりと押すと「ヴォー」と柔らかな音がでます。CLOSETにディスプレイしていますが、店の雰囲気が華やいだ感じが します。

                        (10月14日)


CLARA'Sのアクセサリー。

CLARA'Sのアクセサリー。






ご報告が前後しますが、ご覧のようにHPを少しだけリニューアルしました。オンラインショップのハンドメイドのコーナーを独立させ、新たに手作り家具のみのHP[LEAVES CRAFT]も近日中にはじめます。
●ごあいさつが遅れましたが、弁天町リーヴズのオープンに関してはたくさんの方々からお祝やご声援をいただきました。おかげさまでオープン以来、おおぜいのお客様に ご来店いただいております。誠にありがとうございました。
●「今度は弁天にCAF'Eをつくったの?」というようなお問合せをよくいただきます。
リーヴズという名前をそのまま店名に使ったので誤解されるのも仕方がないかもしれません。新しい店は飲食店ではありません。服と雑貨(主にアンティークやジャンク)、そしてハンドメイドの家具を販売する店です。
●去年かなり頑張ってダイエットをして、自分でもびっくりするくらい効果もあったのですが、ここにきてまた太ってきました。最近、本店の菓子担当Iの作るお菓子にはまってしまい、いい歳をして夜中にこっそり店のショーケースから盗み食いをしていたのがよくなかったようです。みなさんもぜひお試しください。店主だからいうのではなくホントにおいしいですよ。それともうひとつ。先日タオタオの店主Kさんが、僕が「チェリーコーク」の隠れファンだということを知っていて、たくさんお土産に持って来てくれたのですが、それが体重増加を加速させたようです。反省して、また少し節制しようと思います。
                        (10月7日)


イギリス製のアンティークのピン

弁天町リーヴズのショーケースの中にディスプレイしている、イギリス製のアンティークのピン。

リーヴズ本店のショーケースの中の焼き菓子

リーヴズ本店のショーケースの中の焼き菓子。



●あたりまえのことですが、店舗を増やすということは、それだけたいへんさが増すということだと、弁天町リーヴズをオープンさせてあらためて感じています。6年前函館店が開店した時も大忙しでしたが、今回はあの時とは違ったたいへんさがあります。今までは2つ(本店と函館店)のことを考えればよかったものが、3つになっちゃうと僕の頭はクラクラしてしまいます。

●ずーっと前から気になっていて、「いつかここで何かしたい」と思っていた場所ではあるのですが、それでもやっぱり弁天にお客さんなんてくるんだろうか?と考えたりします。ロマロマやTACHIKAWA CAFEができて少し人が集まりだしたとはいえ、あの辺りっていついっても人通りの少ないところです。

●ただ、思い返すと本店を始めた時も大手町の函館店の時も、どちらもおおよそ人の集まるような場所ではありませんでした。

●まあ、のんびり少しづつ頑張ります。




このお菓子の缶の色がとても気に入っています。弁天町リーヴズにディスプレイしています。
 

先日本店の中庭で撮った夕焼けです。



(9月30日)
 

HOME  LEAVES ONLINESHOP CLOSET  LEAVES CRAFT  cafe LEAVES  THE EASTWEST MARKET  SUMIRE-YA  
HARUJON-HIMEJON  OTEMACHI LEAVES  INFORMATION  FROM N  LINK  STAFF BLOG  サイトマップ

Copyright (c)2003-06 by Hidenori Nakamura and LEAVES CLOSET.