成11年春にカフェ&レストランLEAVESをスタートし、平成15年夏、姉妹店LEAVES*HAKODATEをオープンしました。
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 どちらの店も、計画時にまず考えたことは、「まわりの空気になじむような店づくり」ということでした。
 近所のおばあちゃんが友だちを誘ってお茶を飲みに来てくれたり、女性が気軽に1人で食事ができるような、安心してくつろげる、またどこか懐かしさも感じてもらえる…、そんな店ができないかと欲張りなことを思いました。
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 いらしたことのある方はおわかりでしょうが、函館という街、とくに函館山周辺は今も昔ながらの家並みや土蔵、レンガづくりの倉庫などが残る、北国のくたびれた港町です。函館店はその函館山にほど近い大手町にある、長い間使われていなかった土蔵を利用しています。また本店のある大野町は、函館市内から車で30分ほどの距離にある、これといった特徴のない小さな田舎町です。田んぼや畑に囲まれた田舎の店にも、ヨレヨレの倉庫が並ぶ港町の店にも、たとえば、イームズの椅子を並べるよりは、古い木製のベンチを置く方がしっくりくるような気がしました。
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 什器などはできるだけ地元に残っている“ガラクタ”を利用したいと考え、たくさんの知人に声をかけ、物置きで埃をかぶっていた足踏みミシンや丸椅子を譲ってもらったり、店じまいをした小さな商店でガラスのショーケースやラックなどもわけてもらいました。ほおっておくとそのまま廃棄処分されてしまうものばかり。--手を出さないと捨てられてしまう--、もったいないなあという思いで、必要じゃないものまで譲り受けているうちに、保管場所に困るぐらいの量 になりました。これがオンラインショップで“ガラクタ”を販売しようと思い始めたきっかけです。
 また、店で使っているテーブルや椅子は手作りのものがたくさんあります。函館に気に入った家具屋さんがなかったことと、予算を安くあげたいというのがその理由です。お客さんの中に「このテーブルを売ってほしい」とおっしゃられる方もたくさんいらして、それならばと調子にのって、ハンドメイドの家具の販売もはじめました。
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  リーヴズの店には、高価な海外のアンティーク家具などはありません。ずっと昔に職人さんや大工さんが作った書棚やガラスケース・机などを利用しています。修理が必要なものは手を加え、塗装し直し、大切に使っています。海外のインテリア本を真似て、そのまま持ってくるのではなく、函館の街に似合った、“LEAVESのジャンクスタイル”ができればと考えています。
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この[CLOSET]でご紹介している“ガラクタ”たちは、中には一部破損していたり、塗装の状態がかなり悪かったり…とヨレヨレで、手を加えたものもあります。もし“骨董的価値”をお求めになるのであれば、おやめになった方が無難です。それでも気に入っていただけて、ご購入いただいたなら、是非末永くかわいがってあげてください。  これからも、もっともっとみなさんに喜んでいただけるような“ガラクタ”を頑張ってご提案していきたいと思います。よろしくお願いします。